【池ノ沢工業】静岡の橋梁補修を支える“建設ディレクター”という新しい専門職とは?
インフラの老朽化が進む静岡県では、橋梁補修の需要が年々増え続けています。
道路橋の多くは高度経済成長期に造られ、築40〜50年を超えるものも珍しくありません。
そのため、点検・補修・耐震化を適切に行い、地域の安全を守ることが大きな課題となっています。
そんな現場で近年注目されているのが、“建設ディレクター”という新しい専門職です。
池ノ沢工業でも積極的に導入を進めており、橋梁補修の品質向上と業務効率化に大きく貢献しています。
本記事では、静岡の橋梁補修における建設ディレクターの役割や、当社で活躍するスタッフの姿をご紹介します。
■ 建設ディレクターとは?

建設ディレクターは、現場監督が抱える 複雑で膨大な事務作業を専門的に担う技術スタッフ のことです。
現場では施工管理、安全管理、打ち合わせ、図面確認など多くの業務が同時に発生します。
さらに、近年は ICT施工・ドローン点検・電子納品 など、新しい技術に対応するための事務書類も増えています。
そこで、建設ディレクターが
-
書類作成
-
写真整理・台帳作成
-
CAD修正
-
工程表・打ち合わせ資料作成
-
点検データの整理
-
各種申請業務の補助
などを担当し、現場監督が“現場の品質と安全”に集中できる環境をつくります。
「現場の負担を減らし、施工の質を上げる。」
それが建設ディレクターの存在意義です。
■ 橋梁補修の現場で建設ディレクターが必要とされる理由

橋梁補修は、一般的な土木工事よりも 高度な管理能力 が求められます。
理由は大きく3つ。
① 点検・調査データが膨大
橋梁の損傷状況は、
-
ひび割れ
-
錆び
-
はく落
-
支承の劣化
-
床版の損傷
など多岐にわたり、写真も数百〜数千枚にのぼることがあります。
これを正しく分類し、根拠のある書類としてまとめる役割を建設ディレクターが担います。
② 補修方法ごとの書類が専門的
断面修復、防錆処理、炭素繊維補強など、補修工法によって必要書類が異なります。
施工フロー、材料仕様、施工管理方法を正確にまとめるのも重要な仕事です。
③ 安全管理の記録がより重要
橋梁は高所作業や交通規制を伴うため、安全面の記録や計画書が求められます。
建設ディレクターは安全書類の作成や更新も担当し、事故を未然に防ぐ仕組みづくりに関わります。
■ 【池ノ沢工業】で活躍する建設ディレクターの仕事

池ノ沢工業では、静岡県内の橋梁補修工事において建設ディレクターの専門部署を整備しています。
当社の建設ディレクターは、
-
専門ソフトを使った写真台帳の作成
-
ドローンで撮影した橋梁画像の整理
-
施工計画書・安全書類の作成
-
行政提出用データの電子納品
-
工程管理のサポート
など、技術者の一員として現場を支えています。
現場監督が現場に出ている間、
「裏側で段取りを整え、必要な資料をすぐに提出できる状態にする」
これが池ノ沢工業の建設ディレクターの強みです。
結果として、
・現場監督の残業を大幅に削減
・書類のミスを減らし品質を統一
・工期短縮、早期完成に貢献
という成果につながっています。
■ 建設ディレクターがいる会社が選ばれる時代

橋梁補修は、ただ作業を行うだけではなく、
「根拠を示す書類」「適切な写真管理」「確実な安全計画」が必須です。
建設ディレクターが在籍することで、
お客様や行政からの信頼をより確かなものにできます。
静岡県内で橋梁補修を行う企業の中でも、
池ノ沢工業のように建設ディレクターを組織として整備している会社はまだ多くはありません。
だからこそ、
「品質の高い橋梁補修を行う会社」
「書類の精度が高く信頼できる会社」
として評価いただけています。
■ まとめ:静岡の橋梁補修を支える“裏方の専門職”
建設ディレクターは、現場の負担を減らし、施工の質を高めるために欠かせない存在です。
池ノ沢工業は、
「現場と事務が連携し、より安全で確実なインフラ整備を提供する」
という体制づくりに取り組んでいます。
インフラを守り、地域の安全を守る。
そのために、私たち建設ディレクターも全力でサポートしていきます。
▼池ノ沢工業の事務所紹介

